オーストラリアの美術館「Bundanon」は、気候変動下におけるレジリエントな建築を追求する。美術館と隣接した巨大な橋は高床式の構造になっており、洪水時の建築物内への浸水を防止する。美術館と橋は、過去に洪水で被害を受けた場所より高い位置に建てられているという。Bundanonでは300キロリットルの雨水を蓄えることができ、下水道の負荷を低減するとともに水資源の有効利用に努めている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。