有人火星探査中に必要なすべての物資を輸送するには、莫大な資金とスペースが必要なため、米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、太陽光・水・CO2の三つをつかって燃料をつくるシステムを開発した。火星の大気の約96%がCO2であることや、凍結した水が多く存在することから、効果的に使えると見込んでいる。また、地球から物資を大量に運ぶ必要がなくなるため、火星探査に必要な積載物を軽くするという条件も満たすことができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。