米国カリフォルニア州の環境保護団体が、絶滅危惧種保護法(CESA)に基づきマルハナバチを保護対象とするよう裁判で求め、訴えを認める判決が下された。ミツバチの減少が続いており、農産物の収穫減少による経済損失、供給不足による物価上昇、食糧危機に陥るリスクが高まるという。CESAでは「魚」を保護対象としており、さらには「魚には軟体生物、甲殻類、無脊椎動物が含まれる」と定義されていることから、無脊椎動物の一種であるマルハナバチは保護対象となる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。