ミツバチは、植物の花粉交配を助ける重要な役割を担っているが、近年送粉者の数は大幅に減少している。地域の生物多様性を保つため、2019年にアメリカのミネソタ州で始まったのが、ハチを中心とした送粉昆虫を地域に呼び戻し増やすための環境を整備するパイロットプログラム “Lawns to Legumes” だ。同プログラムは、地域住民の庭や家庭菜園で、ハチを中心とした送粉者を呼び戻す植物や作物の栽培を促すもの。参加する個人や世帯に補助金が付与されるほか、専門家によるワークショップ、コーチング、栽培手引きなども提供される。