バルセロナ市はコロナ禍に外出規制下での市民生活を支えるため、「バルセロナ・フロム・ホーム」というオンライン・プラットフォームを立ち上げた。このプラットフォームでは、市民は生活に必要な情報を受け取れるだけではなく、感染拡大と外出規制という非常事態下での体験や自身の感情を市民が表現する場を設けている。市民の様々な思いを掲示板に吐き出させることで、個人と家庭が抱える問題を可視化して市が受けとめ、コロナのレガシーとして風化させない狙いがある。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。