メキシコで新たに開発されたのが、アボカドの種からできた100%生分解性プラスチックのBiofaseだ。Biofaseの画期的な点は、およそ240日と短期間で生分解できるところだ。普通のプラスチックは数百年から数千年も分解されずに残存すると言われており、Biofaseの分解速度は圧倒的だ。そのままだと捨てられていたはずの「種」をアップサイクルして生まれたBiofaseは、環境にやさしいうえに従来の生分解性素材の2分の1の価格で手に入る。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。