建築家・大井雄太氏は、建築の調査のためタイのスラムに3か月滞在。現地で、身の回りにあるものだけを用い、極力廃棄をださずに、自分たちのニーズに合った建物をデザインするスタイルを学ぶ。スラムの知恵をもとに、あるものを活かした無駄のない建築を手掛ける大井氏は、過去、ごみ山で働く子どもたちの雇用を生むアトリエ施設や、タイの地方再生を目指した仏教寺院のセルフビルドなどを手掛ける。建物をつくるだけでなく、使用する人の行動変容までデザインするのが特徴だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。