ドイツで廃線となって使われなくなった線路の一部に、小さな電動トラム「ABACUS」を走らせる取り組みが進んでいる。歩道を通る人が、決められたダイヤがあるわけではなく、ABACUSを見かけたときに手を振ると、カメラが人の動きを検知して停車するしくみだ。また、乗り物に側面がなく、歩道との段差を小さくすることで誰でも簡単に乗り降りしやすくしている。トラムには出し入れできるスロープが付いているので、車椅子に乗っている人も利用できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。