欧州でよく飲まれるビール瓶の表面には、ブランド名や原材料などが記載された紙ラベルが貼られているが、これが再利用されることはほとんどない。ベルギーの大手酒造会社AB InBev社は、ラベルの代わりにビール瓶に直接ブランド名を刻印する技術開発でこの問題に取り組む。インクとワニス(塗料の一種)を使用して、ボトルにデザインを直接「タトゥー」するのだ。凝ったデザインながら、消費者に瓶包装のムダについて問いを投げかけている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。