コンクリートは地球上で、水の次に多く使われる素材だが、その材料であるセメントは、製造過程において莫大なエネルギーを要する。従来のポルトランドセメント生産は、世界の二酸化炭素排出量の5%を占めるという。マサチューセッツ工科大学研究チームはこれを削減するべく、セメントに代わる持続可能な材料を模索し、火山灰に注目した。火山灰はコンクリートの材料として、持続可能性という点で優れた特性をもつ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。