バルセロナのコルセロラ自然公園内に併設された「ロケス・ブランクス・メトロポリタン墓地」では、人が亡くなったあとに骨壺に入れてこの墓地に埋めると、堆肥化されて新しい木を育てる助けになるというプロジェクトを立ち上げた。プロジェクト内では、成長を終えた栗の幹から作られた枠内に骨壺を入れ、さらにそこに成長を続ける低木を植える形で再現されている。木々は、水やりや追肥など、人の管理を必要とせずに育ち、約30年間かけて自然公園内の森林の一部に還る。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。