黒色プラスチックはデザインへの汎用性が高いため、家電や食品トレーを中心とした幅広い製品に使われており、様々な色のプラスチックを混ぜ合わせてリサイクルして作るので製造コストが安い。しかし、通常のプラスチックのリサイクルの工程で赤外線が黒色の色素に吸収されてプラスチックとして分別されずリサイクルされずに廃棄されてしまう。そんな課題を解決すべく、フィンランドの企業が黒色プラスチックを判別できる「中波長赤外線カメラ」を開発した。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。