世界最大手のバカルディは、廃棄される果物を利用した石鹸づくりに取り組みはじめた。カクテルを作るときに残ったレモンや、マティーニに使われなかったオリーブから石鹸をつくる。バカルディはバーに袋を渡し、残った果物を入れておいてもらう。そこに入れられた果物を特別なラボに送り、液状のレモン石鹸に変えてまたバーに戻す。バーにしてみても、廃棄物を減らして石鹸が無料で手に入るというありがたい仕組みだ。またこの再利用石鹸はバーの客へのアピールにもなる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。