雨の日は空が灰色で、出かけるのも億劫になり店の売り上げは落ちる。韓国のソウルも普段は彩り豊かな街だが、モンスーン期間中は雨が降り街から色が消える。街に色を取り戻そうと、大学のクリエイティブチームは色の専門会社Pantoneの力を借り、雨が降ると道路に巨大アートが浮かび上がる企画Project Monsoonを立ち上げた。水に濡れると色が現れる特殊な絵の具で、水中の生き物が道の上を泳いでいる様子が描かれている。川の流れを尊ぶ韓国の文化から触発された絵だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。