航空機開発の最大手ボーイング社が、ELG Carbon Fibre社と共同で、ボーイング飛行機製造工場から出る廃棄素材をノートパソコンのケースや車パーツなどにリサイクルする方針を発表した。これにより、年間で450トンもの固形廃棄物を削減できるという。ボーイング社は、廃棄物を最小限に抑えられるよう炭素繊維の生産方法を改善し、素材が収集できるモデルを開発。また、ELG社の技術により、これまで難しいとされていた飛行機の製造プロセスで使われる“硬化”された金属の再利用も可能にしている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。