ノルウェーの建設会社、Snøhetta(スノヘッタ)が作ったのは、年間のエネルギー消費量よりも生産量が上回ることをコンセプトとしたホテル「Svart」だ。世界初のエネルギーを自ら作り出す(ポジティブ・エナジー)ホテルである。1年をとおしての太陽の動きや日射量など、太陽に関する壮大な調査を前提に、太陽光によるエネルギーを1年中最大限に利用できるよう、ホテルの円形状デザインや、部屋やレストラン、テラスの位置が決められている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。