冠婚葬祭が行われる寺院で使われる生花。生花の命は短く、古くなったものは廃棄され、また新たに大量の生花が持ち込まれるということが繰り返される。サステナビリティの重要性が増し、天然素材の利用やリサイクルが注目されるいま、広告代理店Leo Burnettのスリランカ支店は、塗料会社JAT Holdingsと共同で、廃棄された花弁から塗料「Petal Paint」を開発した。寺院から回収した200キロの花弁を乾燥させ、50リットル相当の液状塗料を製造する。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。