ドイツの大手スーパーチェーンREWEが手がけるWiesbaden Marketでは、スーパーの建物の2階部分にある温室で、野菜と魚を同時に育ててその他の製品と一緒に販売している。輸送の際の環境負荷はほぼゼロになる上、消費者は新鮮な野菜を買うことができる。水産養殖と水耕栽培を掛け合わせたアクアポニックス農法を用いており、魚の排泄物は植物の栄養になり、植物は水をろ過し魚の生育環境を整える。単体で行うより節水でき、環境に優しい。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。