ドイツ・ミュンヘンで進行中なのが、目的地から遠く離れた駐車スペースや、人の使用率が低い駐車スペースを使う場合に駐車料金が安くなったり、デジタル通貨が付与されたりする都市実験だ。人々に対して公共交通機関の利用を促し、車による渋滞や大気汚染を解消する狙いがある。今回の実験により、ミュンヘンだけで自動車の使用量が10%削減されると仮定し、市内では年間3万4,000トンのCO2排出量削減が予測される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。