開発者である米ジョージア工科大学が、絶滅危惧種を救うために開発したナマケモノロボット「SlothBot」。SlothBotは、2本の大きな木の間に張られたケーブルに沿って移動し、植物園の温度や天気、CO2レベルなどの情報を監視する。ゆっくりと動き、エネルギー効率がいいため、長期間継続して滞在することでしか見られないものを観察できるのが特徴だ。自然環境保全のほかに、作物の病気の早期発見や湿度測定、昆虫の蔓延監視といった精密農業への使用も期待される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。