トロント在住のアーティストであるジョン・ノットン氏が作成したのが、手押し車のベンチ。『Plant It Forward』と名付けられたこのベンチの設計の根底には、サーキュラー・エコノミーの思想が流れており、ベンチに使用されている木材は、150年前の蒸留酒製作所で使われていた廃材や、古い工場からもらってきた合板でできている。周囲にはインゲン豆が植えられ、コンクリートが多い都市の中でも、土や植物を身近に感じられる仕掛けとなっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。