食品会社Vital Farmsは、360度カメラで撮影された農場のリアルタイム映像を、音声付きで公開する取り組みを行っている。商品である卵のパックに表示された農場名をサイトで入力すると、オンラインで動物たちの今の様子を伺うことができるのだ。農場を運営している経営者たちの顔と名前も公開されており、まさに「顔の見える商品」であることがわかる。生産者と消費者の距離を近づけ、サプライチェーンの透明化を行う好例だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。