新型コロナの影響で、外出せずに楽しめるエンターテイメントの需要が急増する中、ドイツでは建造物の壁面をスクリーンに見立てて映画を上映する「Window Flicks」という取り組みが行われた。建築家のオラフ・カーコフ氏が考案したこのプロジェクトは、日が沈み暗くなった住宅街に映写機を向け、近隣住民が自宅の窓辺から映画鑑賞に浸れるようにするというもの。人々の安全を守りながら、イベントが軒並み中止となり、表現の場を失った地域のクリエイターらを支援するGoodアイデア。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。