風車が有名なオランダだが、昔ながらの風車は風力タービンへと変わりつつある。そんなオランダの新シンボルとなるのが、風力タービンそのものを住居やホテルも含む商業ビルにした建物「Windwheel」だ。ロッテルダムで建設中のこのビルはドーナツ状で、空いている円の中心に吹き込んだ風を活用してエネルギーを生成。さらに雨水をビル内で使う水に再利用し、有機廃棄物をバイオガスに変え、ソーラーパネルを搭載するなど、建物全体でクリーンエネルギーを生み出している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。