英ヴァージンアトランティック航空が、2018年10月からアメリカのオーランド発ロンドン行きの飛行機に、鉄鋼工場から出る産業廃棄物を燃料として使用し始めた。同社は2011年から米LanzaTech社と共同で研究を始め、炭素を多く含む産業廃棄ガスをジェット機に使うエタノールに変える技術を開発。新燃料は、従来の燃料に比べてCO2排出量を70%削減できる。また、原料となる炭素ゴミが豊富にあるため、他のジェット燃料と同等価格であることも大きな魅力だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。