ドイツのスタートアップ、Taqanuはフィンテックの活用により、身分証明書やパスポートすら持たずに祖国から避難してきた難民の人々が、デジタルIDを取得することで移住先でも銀行口座を開設できるサービスの実現を目指す。賃貸契約をともなう居住地の確保や賃金の受け取りなど、安全に生活し、経済活動に参加するために、様々な場面で金融サービスへのアクセスが必要となる。また、盗難や紛失の危険性のある現金で全財産を管理する暮らしが改善される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。