米国の「デモクラシー・ポリシー・ネットワーク」は、政府が市民にバウチャーを発行し、これを用いて市民が好きな地元報道機関に寄付できる法案を提出した。これにより政府ではなく住民がメディアへの資金提供を決定し、ジャーナリストが政府から独立した立場を保持できる環境を目指す。この動きは、メディアの衰退が民主主義に対する危機を招くとの危機感から生まれており、他の州でも同様のメディア救済の取り組みが進んでいる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。