全てがスピーディであることを期待すると、自分も他人も辛くなる。ポーランドのデザインスタジオOpus Bが発明した飲料ボトルslow·downは、中に入っている飲料がゆったりしたペースで流れ出てくる構造だ。ボトルの口が狭いため、直接飲むにしてもコップに注いで飲むにしても、通常より時間がかかる。あえてこのような構造にすることで、普段時間に追われて生きている人たちに「急がなくていいよ」というメッセージを届けている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。