温室効果ガス(GHG)排出量を削減すべく、海運業界は船舶における代替燃料の活用や風力推進など、様々なGHG削減技術が検討されている。そのひとつとして船底を細かい気泡で覆うことにより、船体と水の抵抗を減らし、燃費を向上させる技術「空気潤滑システム(ALS)」も注目されている。具体的には英国のSilverstream Technologies社が開発したALSは、運航中の燃料消費量を5~12%削減することができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。