手術帽メーカーであるロビンハット社のイニシアティブが製作するのは、100%コットンのマスク。マスクの生産量を増やすため、同社は素材メーカーに素材提供を呼び掛け、家庭でマスクを縫うことのできる市民ボランティアを募った。2020年4月時点で1万5千人ものボランティアが関わっている。さらに活動に賛同するバルセロナのタクシードライバー達が外出規制下の配送を支える仕組みになっている。マスクの素材として使う100%コットンやゴムバンドを各ボランティアの家庭に届け、完成品を各家庭から回収している。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。