イギリスのエディンバラ大学の研究者たちが、バクテリアを用いてプラスチックごみをバニラ香料の「バニリン」に変える方法を開発した。特徴的な味と香りを持つバニリンはバニラの代替となるため、飲食からコスメ業界、除草剤や洗剤にまで幅広く使用され、その需要は2018年度には37,000トン以上にのぼる。今回の研究が実用化に至れば、プラスチックごみからこれらの需要を満たせるようになるかもしれない。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。