チャルマース工科大学の研究者がプラスチック汚染が深刻な地域ほどプラスチックを分解する酵素の量が多く、その種類も多いことを発見した。世界数百か所の環境DNAを分析し、プラスチックを分解する能力を持つ酵素のデータと、各地域で公表されているプラスチック汚染の状況に関するデータを照らし合わせたところ、地中海や南太平洋など汚染が深刻な場所にほど、多くのプラスチック分解酵素が存在することが判明したという。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。