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サステナブルファッションブランドと消費者をつなぐECサイト「ZERRIN」

サステナブルファッションを広めるメディア兼ECサイトのZERRINは、サステナブルなファッションに関するコラムなどを発信し、ブランド側の意図を発信した上で、彼らの商品を販売している。プラットフォーム上で扱うブランドは、People(人々)、Planet(地球)、Product(商品)、Packaging(包装)、Principles(原則や思想)の5つのPを基準に選ばれている。

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気候変動に立ち向かうシニア・コミュニティ「サード・アクト」

米国の団体「Third Act」は、メンバーが全員60歳以上のシニア層によって構成され、気候変動に取り組んでいる。気候変動は若者だけの問題と捉えられがちだが、60歳以上の世代が環境変化を深く感じ、これまでの人生で積み重ねてきた経験や知識を活かして行動できるという。彼らは若者を積極的にサポートし、世代を超えた連帯が気候危機への対応や若者の心理的サポートに繋がっている。

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稲作が隠れたCO2排出源。米作りで気候変動の解決に挑む「Nice Rice」

英国のスタートアップ「Nice Rice」はインドの農家と提携して「Sustainable Rice Platform」の基準に従ったバスマティ米を生産・販売している。節水灌漑稲作技術(AWD)を導入することで水の使用量が削減され、メタンガスの発生やCO2排出量が削減される。米の輸送にはゼロカーボンでの船便が採用される。また、農家への賃金はサステナビリティの達成度に応じて支払われ、地域コミュニティへの投資も行っている。

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ヘルシンキが目指す「マルチスピーシーズ・シティ」

ヘルシンキ市は2030年までにカーボンニュートラル、2040年までにカーボンゼロ、それ以降カーボンネガティブの維持を目標に掲げ、脱炭素化に注力している。注目すべきテーマの一つが「マルチスピーシーズ」であり、生態系全体にわたる共生を促進する視点を採用した。生物が相互に依存し合い、共生することを重視し、環境施策において人間中心の視点を脱し、生態系と他の生物に与える影響を考慮する重要性を強調している。

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ボトルの半分しか中身が入っていないワイン「Tomorrow’s Vintage」

オーストラリアのワイナリーAmpersand Estateが制作した「Tomorrow’s Vintage」というワインシリーズは、ボトルの半分しかワインが入っておらず、2040年、2080年、2100年の未来の年号がラベルに書かれている。気候変動の進行によりこれから数十年で収穫できるブドウの土地が急激に減少する可能性を表現している。このワインを通じて土地所有者への環境保全協定への参加や野生動物の保護活動への寄付を呼びかけている。

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ほくろと皮膚がんの見分け方を学べるクッキー「DiagnostiCookies」

ブラジルの皮膚科クリニックHoraiosと広告会社ワンダーマントンプソンは、皮膚がんの啓発を促進するため、健康なほくろと黒色腫を模したクッキー「DiagnostiCookies」を制作した。健康的なほくろを模したクッキーは綺麗な円型であるのに対し、黒色腫を模したクッキーは少々変わった見た目になっている。それぞれを箱の中に並べることで、サイズ・色・形・質感の違いを確認できるようになっている。

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平均気温を色で表現する「Climate Stripe」

気候変動を青や赤などの色で表現する「Climate Stripe」が注目されている。青から赤へのストライプは1850年から2023年の世界の平均気温を示しており、青は平均以下、赤は平均以上を表す。2023年は観測史上最高で、濃い赤が追加された。このデザインは気候変動を数字なしで可視化できる。ファッションやバスのラッピングにも使われ、気候変動に関するデータを広く啓発している。

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今何の前にいるかを教える点字ブロック「SightWalks」

ペルーのセメントメーカーのセメント・ソル社が開発した新しい点字ブロック「SightWalks」は、施設の種類を識別できる点字ブロックだ。ブロックには1~10本の縦棒があり、挟まれた横棒の数で施設が識別される。視覚障害者は白杖を使って棒の数を数え、例えば1本ならレストラン、2本なら銀行といった具体的な情報を得られる。セメント・ソルはオープンソースとしてデザインを提供しており、世界中の都市や組織が無料でこのデザインを採用できる。

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建築の背景にある植民地主義に向き合う、イギリスの“不快な“街歩きツアー

英国の歴史ある都市で開催されるウォーキングツアー「不快な都市ツアー」は、博士課程の学生がガイドを務め、歴史的建造物の裏に潜む「植民地主義」や「階級」「ジェンダー」といった不快な歴史に焦点を当てている。ただ見て回るだけでなく、参加者は初対面の人とのディスカッションに参加し、異なる意見を持つ人に出会うことも目的だ。また、参加者からの様々なコメントに対して決めつけず、否定せずに深掘りする姿勢を大切にしている。

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学費は「ごみ」で支払うカンボジアの学校 「ココナッツスクール」

カンボジアは経済格差が拡大し、農村部の子どもたちは貧困と児童労働の影響を受けている。また、ごみ問題も深刻で市民の意識不足から大量のごみが放置されている。活動家のオーク・ヴァンディ氏はこれらの課題に対処するために「Coconut School」を設立し、学生はごみで授業料を支払いながら学校に通うことができる。生徒たちは地元のごみで学校の建材を作り、ごみ問題と環境に対する意識を高められる。

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