リトアニアの「触って、聴く」街歩きツアー
リトアニアの首都ビリニュスでは、視覚障がい者向けの「触って、聴くビリニュス」街歩きツアーが開催されている。ツアーは触れる・聴くといった体験が盛り込まれ、市内の歴史やストーリーを12のスポットで紹介する。彫像やモニュメントの前では背後にあるストーリーが、目に見えなくてもイメージできるような形状や様子をオーディオガイドを通じて解説される。解説観光サイトから無料で入手可能で、目的地までの安全な案内も提供されている。
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リトアニアの首都ビリニュスでは、視覚障がい者向けの「触って、聴くビリニュス」街歩きツアーが開催されている。ツアーは触れる・聴くといった体験が盛り込まれ、市内の歴史やストーリーを12のスポットで紹介する。彫像やモニュメントの前では背後にあるストーリーが、目に見えなくてもイメージできるような形状や様子をオーディオガイドを通じて解説される。解説観光サイトから無料で入手可能で、目的地までの安全な案内も提供されている。
ミネソタ州・ミネアポリスのレストランで、元ホワイトハウスシェフのサム・カス氏が「最後の晩餐」イベントを開催した。近い将来消滅する可能性のある、エビやサーモン、コーヒー、ワインといった食材を使ってコース料理を提供した。たとえば2050年までに地球の気温が2度上昇すると、現在のコーヒー栽培地域のうち約半分が栽培に適さなくなるという。食材の現状について学びながら食べることで、食料危機が間近に迫っていることを身を持って体験できる。
米国の非営利団体「オアシス・インスティテュート」は高齢者をボランティアのチューターとして子供たちに世代間の個人指導を行い、学力や情緒の支援を提供している。このプログラムでは、72歳の平均年齢のシニアチューターが「気になる子」たちと1対1で活動し、その成果は生徒の読解力向上や心の支えになることが示されている。同時に、高齢者にとっても孤独を防ぎ、社会貢献や人生経験の共有を通じて充実感を得られる場を提供している。
「KURU KURU Fashion Project」は、徳島県で衣服の廃棄削減と資源循環を目指す取り組みだ。同プロジェクトは使用済み衣類回収スキームのモデル実証事業として始まった。徳島県の上勝町ゼロ・ウェイストセンターWHYを中心に回収された衣服の組成分析を行い、パートナー企業との連携により、リユース・リメイク・リサイクルの順番で衣服を再生することで、県内における衣服循環のシステム構築を目指している。
ロサンゼルスLGBTセンターは、LGBTQ+コミュニティの多世代支援を提供している。シニア世代の社会的孤立が問題となっているため、同センターは住居やサポートを提供する。若者にはホームレス対策として最大24ヶ月の一時的な住居や教育、職業トレーニングなどを提供する。低コストでのイベントやジョブフェアも開催し、彼らが新たな人間関係を築き、社会的な立場を再構築する支援を行っている。
テニスの四大大会の一つ、ウィンブルドンは2030年までに「温室効果ガス排出をネットゼロ」「資源の効率化」「生物多様性の創出」「より広範なアクションの促進」を実現するという目標を掲げたアクションプランを策定した。たとえばガソリン車から電気自動車や電気バギーへの移行を進め、選手や観客の会場内の移動によって排出される温室効果ガスを削減する。また、ごみ箱上部のふたを色付きに変え、ラベル付けすることでリサイクル率が廃棄物量の65%にまで達した。
ロンドンのオーバーグラウンド(市内の地上鉄道)が拡大するに伴い、6つの新しい路線が命名された。これらの名前は、女性や移民、LGBTQ+の人々など、ロンドンで活躍しながら見過ごされてきた人々を称える意味が込められており、それぞれの路線が通る地域の歴史に由来している。これらの命名は、過去の植民地化の遺産を見直す取り組みに加え、今後も十分に評価されてこなかった人々の名前を使用する未来志向の動きを示している。
WWFデンマークがGoogleカレンダーに「絶滅予定日」を追加できるしくみを作成した。絶滅が危惧される11種の動物の絶滅予定年を専門家と協力して予測し、Googleカレンダーに登録した。なお、絶滅予定日の月日はランダムに決められている。スマトラサイやヒガシゴリラなどの絶滅予定日が指定され、カレンダーの登録者には毎年通知が送られる。これにより人々の意識を高め、絶滅を回避するための行動を促す。
NPO法人「気候美術館」は全国各地で展示やイベントを開催し、10万人以上の参加を得ている。「化石燃料の終焉」展はニューヨークで開催され、石油産業の犠牲地帯や化石燃料の歴史、偽の解決策、環境・気候正義など、最新の情報に触れることができる。来場者は、改善策のマニフェストを作るワークショップに参加したり、ステッカーを壁に貼ったり、政治家にはがきを送ることもできる。
ホンジュラスでは多くの少女が望まぬ妊娠のため夢を途中で諦めているという。そこでUNFPAは「夢の通り道」と呼ばれるバスで臨床心理士によるカウンセリングを受けたり、リプロダクティブライツ(性と生殖の権利)について学んだり、避妊に関するアドバイスを受けたりすることができる。また、バスは独自の電力とインターネット設備を備えているため、情報が十分に行き届いておらず、安定した電力供給が得られない貧困地域へも訪れ、情報を届けることができる。