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建物から出るCO2を回収して作った石鹸「CleanO2 Carbon Capture Soap」

カナダのCleanO2 Carbon Capture Technologies Inc.は、建物の天然ガス暖房設備から排出されるCO2を回収時に製造される副産物から作った、固形石鹸や液体石鹸を販売している。石鹸を使っても、CO2が再び大気中に放出されることはないという。なお、CO2回収装置「CarbinX」を1台導入すると年間6~8トンのCO2を削減でき、約300本の木が1年間に吸収するCO2量に相当する。

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炭素を通常より多く吸収する木

米国のLiving Carbon社は、光合成の効率を高めることで木を早く成長させ、27%も多くのCO2を取り込めるようにする技術を開発中だ。同社が開発した木からは、従来の木より53%も多くの葉と茎が発生し、その分多くの炭素を吸収できるという。その他にも、木の根や幹が多くの金属を蓄えられるよう操作し、腐りにくい木を作る研究も行っている。この技術を使えば、重金属を多く含む劣化した土地でも木が育つというメリットがある。

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30秒で服を売れる英国発のフリマアプリ「Twig」

英国発のフリマアプリ「Twig」は、ユーザーが売りたいアイテムをTwigに登録すると、30秒程度で買い取りオファーが提示され、その価格に納得すれば即座に取引が完了するアプリだ。一般的なフリマアプリでは買い手が決まるまで数日から1週間以上かかるが、Twigは、40以上の中古品販売業者とのネットワークと機械学習を用いたアルゴリズムにより、待ち時間ほぼゼロを実現した。また、他のショッピングサイトの決済手段としてもTwigを利用できる。

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果物に含まれる成分でナノプラスチックを除去できる技術

マイクロプラスチックよりもさらに小さいナノプラスチックが海中で発見され、問題になっているが、信州大学の研究チームはナノプラスチックが入った水にペクチンと鉄 (III)を加えると、ナノプラスチックが凝集沈殿を起こすことを発見した。ペクチンはレモンやりんごなどの果物に多く含まれる食物繊維の一種で、果物の皮にも多く含まれている。将来的に、食用にできず廃棄される果物の皮部分を使ってナノプラスチックを除去できるようになるかもしれない。

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水道水の中に入れるだけでおいしい水が飲める、浄水炭サブスク 「スミッチ」

日本初の浄水炭サブスクサービス「SUMITCH(スミッチ)」。木炭の生産量日本一である岩手県産の木炭を水道水に入れて、自分でミネラル水を作る暮らしを提案している。スミッチを通して環境負荷の少ない方法でおいしい水を飲むことで、ペットボトル削減に繋がるだけでなく、スミッチの購入者が増えることにより、木炭の仕入れは森林経営資金に回り、さらには梱包や煮沸消毒加工によって福祉施設に資金が回るという、森林循環への貢献を目指している。

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街のCO2排出量を削減する人工光合成建築「SEOUL LOOP」

太陽エネルギーを利用して水とCO2で化学品を合成し、酸素と水素を排出する「人工光合成」技術が開発され、その人工光合成パネルを屋上に設置したユニークな建物「SEOUL LOOP」の建設が韓国で計画されている。SEOUL LOOPの屋上に敷き詰めた人工光合成パネルから生成された水素と化学品は備蓄庫に貯蔵され、酸素は街に放出される仕組み。人が歩ける回廊では様々な野菜や果物が栽培され、ここでは本物の光合成が行われる。

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モビリティも電気も脱炭素へ。屋根から再エネ100%を目指す「Yanekara」

再エネ普及にあたって、自然エネルギーが余っているときに溜め、足りていない時に出すことができる巨大な蓄電池の存在が重要とされるが、Yanekaraが開発するのが、再エネの大量導入に不可欠な電力需給調整システム『YaneBox』だ。屋根の上でつくられた太陽光でEVを走らせ、駐車している間は車のバッテリーを蓄電池として使えるようにする。EVの充放電だけでなく、災害などの非常時にも必要なエネルギーを供給できるという。

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服役中に外に出て働ける、インドの刑務所「オープン・プリズン」

インドには「オープン・プリズン」という刑務所がある。受刑者は、朝の点呼に参加して夕方の点呼までに戻ってくるのであれば、仕事に行くために刑務所の外に出ることができる。受刑者が自分で稼ぐため、刑務所は彼らの食事を提供しないそうだ。こうすることで受刑者の自律を促し、出所後の社会復帰を後押しすることを目指す。また、希望すれば受刑者の家族と刑務所内で生活することも可能だという。

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政治参加の機会を増やす、くじ引き民主主義「LOSLAND」

選挙以外の民主主義を作る機会として「くじ引き民主主義」制度が取り入れられているドイツで、新たなプロジェクト「LOSLAND」が導入された。自治体の人口台帳からランダムに選ばれた市民20人が「未来会議」を構成する。選ばれた市民たちは「孫世代にふさわしい地域の未来」をテーマに議論をし、政治家への提言を作成する。また、「未来フォーラム」という公開イベントを開き、抽選に漏れた市民も議論や提言に参加することができる。

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100万匹のミツバチと寝泊まりできる「Air Bee & Bee」

民泊仲介サイト大手のAirbnbで、100万匹以上のミツバチと過ごせる宿泊施設「Air Bee & Bee」が掲載された。施設の外壁に9つの養蜂箱が取り付けられており、宿泊客は部屋の天井に設置された箱の外から、ミツバチを観察することができる。施設の収益はミツバチ保護プロジェクトに充てられる。Air Bee & Beeには電気、水道、Wi-Fiがなく、日常から離れた体験ができる。

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