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海洋プラスチックごみを掃除する「クラゲロボット」

ドイツのマックスプランク知能システム研究所は、水中掃除ロボット「クラゲロボット」を開発している。クラゲロボットが上向きに泳ぐ際、水の流れによって進路上のプラスチックゴミを巻き込み回収するほか、海底に蓄積された海洋プラスチックも回収できる。コンパクトでエネルギー効率が高く、騒音をほとんど出さないため水中生物に影響を与えることなく掃除できる。クラゲの泳ぎ方や捕食方法からインスピレーションを得ている。

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乳製品大手企業のOatlyが、ライバル企業に広告枠を無償提供

オーツミルクを中心に扱うスウェーデンの食品ブランドであるOatlyは、自社の広告スペースの半分を競合する乳製品企業に無料で提供することを決定した。対象は気候変動問題に取り組むブランドに限定され、Oatlyの広告スペースに出稿したい乳製品ブランドはOatlyが認証を取得するための質問に答える必要がある。Oatlyは、自社だけでなく業界全体が環境問題に取り組むべきだとの信念から、広告スペースを無償提供することに至った。

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すべての不要とすべての必要をつなげる循環商社「ECOMMIT」

株式会社ECOMMITは、国内外のパートナーから様々な種類のものを一度に回収し、再流通させる“循環商社”だ。産業はプレーヤーが多岐に分かれており、企業にとっては環境に良いことをしているつもりでも、その先で不法に廃棄されていたり、別の環境問題を引き起こしていたりすることも少なくない。ECOMMITが回収、選別、再流通までを一気通貫で行い、トレーサビリティも担保する。

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“学費が存在しない”タイの学校「ミーチャイ・バンブー・スクール」

タイの「Mechai Bamboo School」は「学校で読み書きや計算に加えて、生活スキルや職業スキルも学べるよう、教育のあり方を変えたい」という想いから開校された。学費を納めなくて良い代わりに、生徒と保護者が協力して毎年800時間の社会活動を行うこと、800本の木を植えることが求められる。また、年齢を問わず学ぶ意欲がある人は誰でも同校で学ぶことができる。授業は料理、執筆、法律、安全な性行為など多岐にわたる。

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元恋人から貰った「要らないプレゼント」をリサイクルできるショップ

ブラジルのショッピングセンター「Parque Shopping Belém」に、「Loja do Ex(昔の恋人の店)」が期間限定でオープンしている。Loja do Exでは、別れたパートナーからもらった服、靴、アクセサリー、本などを寄付でき、その中から状態の良いものを集め、子どもを支える活動を行っている慈善団体に寄付している。人の別れに着目し、ものを引き取って循環させる取り組みだ。

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地元の素材だけでつくる南仏のバイオ建築「ル・マガザン・エレクトリック」

南仏・アルルのLe Magasin Électriqueは、ヒマワリや塩などのバイオ材料を使ってリノベーションされた。たとえば壁の素材として使われているヒマワリは、地元のヒマワリ産業から生まれた天然の副産物で、つぶした皮や繊維は単なる素材としてではなく、防音材としての機能も果たす。地元で調達できるため、輸送時のCO2排出の抑制が期待できる。また、地域の経済活性化や、持続可能な社会の実現にもつながる。

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ドラァグクイーンが子どもに絵本を読み聞かせる「Drag Story Hour」

米国サンフランシスコで始まった、ドラァグクイーンたちがその「ドラァグ」の魅力を発揮しながら、子どもに絵本の読み聞かせを行うプログラム「Drag Story Hour」。図書館、学校、本屋などで読み聞かせを行っている。プログラムの目的は、子どもたちにジェンダーの流動性を知ってもらうことと、クィアのロールモデルを示すこと。そして、子どもたちに、自分が性的マイノリティではなくても性の多様性を尊重できる人になってもらうことだという。

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ブロックチェーン技術を用いて森が森を管理するプロジェクト「terra0」

ドイツの研究者たちによるアートプロジェクト「terra0」は、ブロックチェーンに保存されたプログラムであるスマートコントラクトを活用し、森林内の木材やその他の資源に関するルールの実行を自動化するプロジェクトだ。たとえば、木を伐採するライセンスを事前に企業や個人に売っておき「●本の木の高さが〇メートルに到達」という条件を満たしたら、「その木のうち〇%を伐採」という処理を自動的に実行するようになっている。

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新品と廃品が一緒に並べられたポップアップショップ「JUNKTION」

工場から出たプラスチックごみや、海洋ごみなど、変わったものが売られているポップアップショップ「JUNKTION」。ポップアップショップを主催する団体の一つ「スタジオものや」が新しく制作したごみ箱や椅子は、廃品や古道具の中にまぎれ込んだかのように置かれており、新しいものを生み出すことばかりに重きを置かない姿勢が感じられる。また、商品を置く棚はすべて、段ボール箱を組み合わせて作られている。

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バスの待ち時間が楽しくなるデジタル図書館

米国ボストン市で、バスの待ち時間や乗車時間を楽しくするため”バス停を図書館にする”プログラム「Browse, Borrow, Board. 」が始まった。いくつかのバス停にデジタルポップアップ図書館につながるQRコードが設置されており、これをスマートフォンで読み取るだけで、デジタル書籍を借りることができるようになっている。図書カードの登録やアプリのインストールも不要で、気軽に利用できる。

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