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グリーンランドでミッション訓練をする、月に住める家「LUNARK」

デンマークの二人の宇宙建築家が、誰もが月に住めるように二人用の家「LUNARK」を設計。この家は、月で快適に過ごすことと、輸送のしやすさという二点に重きを置いて作られた。食べ物や温度の変化が少ないという月の生活の単調さを解決するべく、サウンドスケープを再生したり、屋内の垂直農場を導入したりといった策を施した。極寒で強風が吹くという条件下にあるグリーンランドで3カ月間のミッション訓練を行う予定だ。

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医療従事者はUber乗車料が最大無料。台湾の官民協働キャンペーン

Uber台湾は、医療従事者向けの官民協働キャンペーンを行うことを5月12日の国際ナースデーに発表。Uber台湾と台北市、その隣の新北市の市政府の協働で行われたのは、新型コロナウイルス対策で日夜働く医療従事者のために、Uber使用料金を割引する施策だ。キャンペーンに協力するタクシードライバーには、もしもの時のための経済的な援助も提供される。ドライバーへの支援策はUber側でまとめられ、ドライバー側の申請準備も軽減する措置が取られている。

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植物繊維でマイクロプラスチックの流出を防ぐ。フィンランド発のろ過技術

VTTフィンランド技術研究センターは、ナノセルロースという繊維物質を用いて海に流れ出す前にマイクロプラスチックを捕獲する方法を開発した。ナノセルロースとは、主に植物を由来とする非常に小さいセルロース(炭水化物の一種)繊維のことを指す。次のステップは、マイクロプラスチックが発生する場所でマイクロプラスチックを捕獲することと、新しい安価なろ過ソリューションの開発だ。

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ポストコロナのまちづくりを小さく実験。バルセロナの「タクティカル・アーバニズム」

スペインのバルセロナの一部の街で、外出規制緩和に伴い、計画・実行・検証のサイクルを短期間で繰り返し長期的な都市課題の解決につなげる実験的プロジェクト「タクティカル・アーバニズム」実施されている。これは、感染予防だけではなく大気汚染改善へのアプローチとして行われ、ペイントとブロックで歩道と自転車専用レーンを増設することや、飲食店のテラス席支援、自転車シェアリングの推進などを行っている。

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VRでどこでも芸術鑑賞を。台南市の展覧会が提示する、テクノロジー×アートの新境地

台湾の台南市で、社団法人中華民国画廊協会と台南大億麗緻ホテルが、VRを使った美術展覧会「VARTTAINAN」を5月15日〜28日に実施した。観覧者はホテルの一室で作品を鑑賞でき、作品を拡大したり作品の材質やサイズの情報を表示できる仕組みや、ギャラリー独自の作品の音声ガイドなどがついている。会場には世界中からアクセスでき、アジア地域の47ギャラリーが参加、総展示作品数はおよそ300点にのぼった。

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若者の声が響く社会を目指して。U30のための政治メディア「NO YOUTH NO JAPAN」の挑戦

政治に関心があるU30世代を対象とした、SNSで展開する政治メディア。若者の投票率の低さは、同世代の間で政治について考える材料がないのが原因と考え、2020年からは1か月に1テーマを決めて発信を続けている。シェアしたくなるようなデザインにこだわり、開始2週間でフォロワーが1万人になるなど、多くのミレニアル・Z世代を中心に支持を集めている。運営メンバーの8割が大学生。

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外壁がシネマに。外出自粛中のベルリンで生まれた「Window Flicks」

新型コロナの影響で、外出せずに楽しめるエンターテイメントの需要が急増する中、ドイツでは建造物の壁面をスクリーンに見立てて映画を上映する「Window Flicks」という取り組みが行われた。建築家のオラフ・カーコフ氏が考案したこのプロジェクトは、日が沈み暗くなった住宅街に映写機を向け、近隣住民が自宅の窓辺から映画鑑賞に浸れるようにするというもの。人々の安全を守りながら、イベントが軒並み中止となり、表現の場を失った地域のクリエイターらを支援するGoodアイデア。

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環境を守りつつウイルス対策。プラスチックボトルをアップサイクルしたコロナ防護服

回収したプラスチックボトルをアップサイクルして作った特殊な糸で作られた、一般の人向けのウイルス防護服。スウィムウェアブランドが手掛けており、カラフルな柄で、ファッションとしても楽しみながらウイルスを防護できる。1着購入されるごとに、医療従事者や労働者にマスクが寄付される仕組みも取り入れている。新型コロナウイルス流行で環境問題への意識が低下する中、ウイルス対策と環境問題対策に同時にアプローチするアイデアとして注目される。

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エビの殻と果物のゴミをアップサイクル。汎用性のある天然物「キチン」を作る方法

甲殻類の外骨格の主成分である天然物「キチン」。食品の増粘剤や安定剤、抗菌食品の包装など、多様なものに使用される。しかし、現在キチンの抽出方法ではコストがかかり、大量のエネルギーを消費するうえに、産業廃水として排出されうる副産物を生成する。シンガポールの大学の研究チームが開発したのが、甲殻類の廃棄物と果物のゴミを自然発酵させるプロセスを使ってキチンを抽出する方法だ。より持続可能で環境にやさしいプロセスで、高品質のキチンを生成することができる。

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誰もが発言できる、本物の民主主義を。フランス発のデモ代行アプリ「Wistand」

デモやストライキによる国民の政治参加が盛んなフランスで立ち上がった「Wistand(ウィースタンド)」。自分が参加できないデモ等のイベントに代理人を送り込むことのできる「イベント参加代行」のサービスである。注文者の声を代弁するメッセンジャーは、Wistandに登録されたメンバーの中から政治的思想の相性をチェックし、選ばれる。「本物の民主主義」の実現を目指し、世間で主流だとされているムーブメントに隠されて、存在をなかったことにされている人々が自らの声を取り戻すためのツールである。

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