オランダ総選挙の投票所になった「アンネ・フランクの家」
オランダの総選挙でアンネ・フランクの家が投票所として公開された。投票当日、観光客は入館できないものの投票者は無料で入館できる。他にもゴッホ美術館とウェスタモスキーのモスクも同様に投票所となった。アンネ・フランクの家を運営する団体は、民主主義と法の支配の重要性を強調し、特に若者の投票参加を促進したいと説明した。オランダはすでに高い投票率を維持しているが、この取り組みにより有権者の投票をさらに促進させる。
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オランダの総選挙でアンネ・フランクの家が投票所として公開された。投票当日、観光客は入館できないものの投票者は無料で入館できる。他にもゴッホ美術館とウェスタモスキーのモスクも同様に投票所となった。アンネ・フランクの家を運営する団体は、民主主義と法の支配の重要性を強調し、特に若者の投票参加を促進したいと説明した。オランダはすでに高い投票率を維持しているが、この取り組みにより有権者の投票をさらに促進させる。
ケニア政府は気候変動対策の一環として11月13日を「植樹の日」として制定した。政府は市民に1億5,000万本の苗木を提供し、国民に木を植えることを奨励する。植樹活動をリアルタイムで追跡できるアプリ「JazaMiti」も導入し、祝日の前夜までに200万のダウンロード数を記録した。ケニア政府は環境問題への対策として、10年間で150億本の木を植え、2032年までに国土の30%を森林で覆う目標に取り組んでいる。
英国のメディアコンサルタント会社infogr8が、自治体ごとのネットゼロ進捗状況を示す「dedlynetracker」を立ち上げた。政府のデータをもとに、374自治体のネットゼロ達成予定年を可視化し、分野ごとの進捗も明示する。全体の10%の自治体は予定通りの進捗が見込まれるが、15%は今世紀中にネットゼロ達成が難しいと予測している。市民や自治体のネットゼロへの意識向上を図るのが目的だ。
フランスの匿名アーティストEmememは、舗道の亀裂にモザイク画を埋め込むことで歩行者の安全を確保し、市民の心と道路を彩り豊かに治癒する活動を行っている。彼の「フラッキング」技法は、国際的なメディアとSNSで注目を集め、約400の舗道を美しいアートに変貌させてきた。特に、バルセロナで発生したデモの痕跡をモザイク画で埋めたことで、市はこれを文化的な保護対象とし、歴史を記録する「生活のメモリーブック」と位置付けた。
国際環境NGOのグリーンピースがアルゼンチンでの森林破壊を批判するためのキャンペーンの一環として、「La aroma de la conociencia(良心の香り)」という車用芳香剤を考案した。この香りは「山火事の香り」であり、煙や焼けた木の強い香りを発する。農業のための伐採と火災が原因で、アルゼンチンでは2分ごとに1ヘクタールの森林が失われており、パタゴニア地方でも、過去5年間で3万5,000ヘクタールの森林が焼失している。
フランスの小さな町で、複雑な道路標示が登場した。2つの県道の交差点には多数の白線が絡み合い、ドライバーを混乱させる。交差点では時速30kmの制限があるものの、時速100km以上のスピードで走る車も見受けられるため、ドライバーの速度違反を抑制する目的で複雑な標示を試験導入した。この取り組みは交通安全だけでなく、他の公共分野においても新しい視点を提供する可能性がある。
国際NGOのHandicap Internationalが「After the news」と題したキャンペーンを通じ、メディアが注目しなくなった国や地域での長期的な支援の必要性を訴えている。紛争や自然災害が報道され、メディアが去ると、支援の機会や国際社会の注目が減少し、現地での復興が難しくなる現状を問題視。キャンペーンでは、報道が去った後も困難を抱える人々への支援が必要であることを伝える。
インドのカースト制度最下層の「ダリット」女性が運営する新聞社「カバル・ラハリヤ」の活動を追ったドキュメンタリー映画『燃えあがる女性記者たち』が上映された。2002年の発刊以来、14年続けてきた紙媒体からスマートフォンを使った動画発信への転換や勇気ある取材姿勢を描く映画だ。映画では彼女たちの闘争や葛藤を浮き彫りにし、危険と隣り合わせの取材とインド社会の複雑さを訴えかける。
100%リサイクルの紙や、竹からできたトイレットペーパーを販売する米国企業Who Gives A Crapが、ディズニーの「くまのプーさん」の世界を舞台に、100エーカーの森が伐採されたストーリー「くまのプーさん:森林伐採版」を絵本にした。トイレットペーパーの製造に使われる森林伐採問題を意識してもらうために作られた。絵本の収益は清潔な水と衛生環境を提供するための活動に寄附される。
モザンビークのニアッサ地域では動物と地域住民の保護を目的とした「ニアッサ肉食動物プロジェクト」が実施されている。観光客がライオンやヒョウ、サイなどを見つけた場合、地域保護基金に1頭につき1,100円支払われ、スポーツ・ハンティングや密猟がない月には基金に報奨金が支払われる。逆に密猟が発覚すると基金が差し引かれ、適切な管理が求められる。これにより、密猟の減少や環境センターやエコロッジの建設、地元の雇用創出が進んでいる。