フランスでは生ごみの分別規制が導入され、リサイクル、ガラス、その他の3種類に分けられる。これまで事業者にのみ義務付けられていた生ごみの分別が2024年から国民全体に拡大し、自治体は生ごみ専用ごみ箱や公共の収集設備、コンポストなどを提供し、分別された有機廃棄物は堆肥化やメタン化されて再利用される。しかし、規制の浸透はバラバラで、生ごみ用の設備が整っていない地域もあり、誤った情報が混乱を招いている現状もある。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。