ルクセンブルクは2020年3月から、世界で初めて全国的に電車、トラム、バスなどの公共交通機関の乗車賃を無料化。学生達は学校発の無料シャトルバスで帰宅できるので、国民の利便性を損なわずとも様々なメリットが受けられる。自家用車の保有によるCO2排出を抑えると同時に、交通渋滞を緩和する効果がある。また、切符を廃止することで切符回収や切符の取締にかかるコストも削減する狙いだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。