米パデュー大学で、周囲の環境変化を知覚する「インテリジェント・コンクリート」の開発が進められている。道路に埋め込んだセンサーから得られるデータにより、舗装工事後に道路を開放するのに最適な時期を調べたり、コンクリートの状態を継続的に追跡し、道路や橋に補修が必要な時期を正確に把握したりできる。これらの技術を活用すれば、交通量の少ない車線を特定し、交通を分散させることも可能。新たな車線を追加せず、今ある道路を活用した、より適切な交通制御ができるようになる。