マラソン大会では、水分補給のためカップが大量に廃棄される。この問題を解決すべく、ロンドンのハーフマラソンでは、海藻でできた生分解可能なボール「Ooho!」が使用された。Ooho!は、生分解可能で食べられる袋に“ろ過水”を入れた、世界初の製品。この膜は海草製で、4週間から6週間で生分解される。大会中、選手たちは給水箇所でペットボトルの代わりにOoho!を受け取り、袋の角を噛んで吸うことで、水分を補給した。水を飲んだ後は、Ooho!自体も食べられる。生分解されるため道に捨てても問題ない。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。