麻を原料にして製造された、堆肥化可能なおむつ「DYCLE」。乳児の便が付着したおむつを回収バケツに投入し、発酵させる。そこに微生物の入った炭の粉を一緒に混ぜ、嫌気性発酵を促進させると同時に消臭する。バケツが満杯になったらコンポスト会社に運ばれ、そこでコンポストが行われ、1年後には上質な堆肥になる。大量にできた堆肥は、有機農家などに運ばれ、果物やナッツの木を植える際に使われる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。