海洋汚染問題が深刻化し、プラスチック使用を制限する動きが強まる中、米ジョージア工科大学研究チームが、木の繊維とカニの甲羅を使った食品ラップを開発した。不要になったらそのまま堆肥化できるというだけでなく、従来のプラスチック製ラップと比較して「酸素透過性」を67%まで削減したことで、食品をより長く新鮮に保つことができる。商品化に向けて、大量生産ができる方法は開発中である。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。