シンガポール国立大学が開発した、木のゴミをコンクリートに混ぜる技術には、利点が2つある。1点目は、大量に廃棄されてきた木のゴミをバイオ炭として再利用することで、廃棄物を削減できること。アパート1戸を作ると、6トンもの木のゴミをリサイクルできる。2点目は、バイオ炭をセメントに混ぜることで、建物の強度を20%、水密性を50%も向上させることができること。これにより、施工期間の短縮とコスト削減が可能になる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。