三菱地所株式会社

机上の空論では、人は動かない。「体験」と「仲間」で自分事化する次世代サステナ経営人材育成スクール

「まちづくりを通じて社会に貢献する」という基本使命を掲げる、三菱地所株式会社。グループの長期経営計画において「社会価値向上戦略」と「株主価値向上戦略」を両輪に据えた経営推進の中で、その壮大なビジョンを社員一人ひとりのアクションへと繋げるため、IDEAS FOR GOOD Business Design Labは次世代リーダー育成プログラム「MEC SUSTAINABILITY SCHOOL」を企画・実施しました。頭と五感で学び、所属の壁を越えた仲間と共に、グループ全体の変革の"うねり"を創出するためのプロジェクトです。
SECTOR:総合ディベロッパー
PERIOD:2022.04 ~
SOLUTION:講義ワークショップフィールドワークサステナビリティ研修プログラム

ISSUE

グループの経営方針としてサステナビリティの重要性が謳われる一方で、その意識が社員一人ひとりに浸透し、「自分ごと」としてのアクションに繋がっていない、全社的なムーブメントには至っていないという課題がありました。そんななか、未来の三菱地所グループを牽引する主体性と創造的なリーダーシップを持った人材を、組織横断的に育成することが求められていました。

SOLUTION

3ヶ月間にわたる実践的なプログラム「MEC SUSTAINABILITY SCHOOL」を共同で企画・実施。座学による知識習得だけでなく、社会課題の現場を五感で学ぶフィールドワークを組み込むことで、「頭脳知」と「身体知」を行き来する学びを設計しました。メディアとして持つ最新の国内外の事例のご紹介や、第一線で活躍する実践者をゲストに招待した講義も実施。固定化された研修ではなく、「生きた情報」に触れる機会を提供し、参加者のインサイトと自発的なアクションを促しました。

OUTCOME

参加者全員が「他の人にも受講を薦めたい」と回答するほど高い満足度を達成。研修後には「事業内やオフィス改修時などで出る事務用品のアップサイクル」「社内でサステナビリティに関するセミナーを実施」など、各々の業務領域で具体的なアイデアが数多く生まれました。特に最大の成果は、研修で終わらない「組織横断のコミュニティ」が形成されたこと。卒業生同士が自発的に情報交換を行い、新たな勉強会を企画するなど、持続的なアクションのうねりが生まれています。

Interview

「体験」が“自分ごと化”の熱を生む。部署を越えた「仲間」との共創が、グループの未来を動かす
サステナビリティという壮大なテーマを、いかにして社員一人ひとりの意識とリアルなアクションへと落とし込むか。3ヶ月にわたる社内スクール「MEC SUSTAINABILITY SCHOOL」は、長期の体験型研修で社内に変革のうねりを生み出しています。このプロジェクトをIDEAS FOR GOOD Business Design Labと共創し、推進したご担当者様にお話を伺いました。

話者プロフィール:天野友貴(三菱地所株式会社 サステナビリティ推進部プロモーションユニット 主事)

地方自治体の男女共同参画センター、国際協力NGO、日米の次世代育成を行うNPOに勤務し、社会課題解決に向けたプロジェクト運営経験を経て、2020年9月より現職。社内外の情報発信や意識浸透、サステナビリティに関するプロモーション戦略を担当。

話者プロフィール:長町真理子(三菱地所株式会社 サステナビリティ推進部プロモーションユニット 業務主任)

2020年4月より現職。社内外の情報発信や意識浸透、サステナビリティに関するプロモーション戦略を担当。

Q. この研修プログラムが生まれる背景にあった、御社の課題について教えてください。

天野さん:会社として経営戦略の1つにサステナビリティの推進が明確に掲げられていますが、その意識を社員一人ひとりのレベルにまでどう落とし込んでいくか、という点に難しさを感じていました。各部署や会社がそれぞれの専門分野で取り組んでいるのですが、どうしても取り組みが点在してしまい、グループ全体の意識浸透には至っていなかったのです。ご一緒していた展示企画でサステナビリティが少しずつ身近になっていましたが、より所属の垣根を越えてサステナビリティを推進できるような、次世代のコア人材を育成したい。それがこのプロジェクトの出発点でした。

Q. パートナーとして、なぜIDEAS FOR GOOD Business Design Labを選んでいただけたのでしょうか。

天野さん:IDEAS FOR GOOD Business Design Labさんから、コア人材を育てるために一段踏み込んだ提案をいただいたのが、はじまりです。一般的な研修は、座学を中心としたインプットになりがちですし、自分ごととして深められる機会もなかなかありません。このプログラムは、常に最新の情報でアップデートされた座学も体験もできるという点が良いと思います。

長町さん:そして何より、登壇されるゲストが素晴らしいですよね。いわゆる“セミナー慣れ”した方ではなく、社会課題の現場の最前線で「今」、リアルに活動されている方々ばかり。そうした方々の生々しい言葉は、机上で聞くどんな話よりも、参加者の心に深く刺さります。この「生きた学び」を提供できるのは、メディアならではの強みだと感じました。

Q. プロジェクトを通じて生まれた、大きな成果は何だと感じていますか?

天野さん:部署や会社の枠を越えたグループ内の横断的なネットワークが生まれたことですね。各々情報交換をしながら、実際に各部・各社での取り組みも増えています。

長町さん:卒業生たちが自発的に飲み会を開いたり、スクールの参加者が講師となって新たなセミナーを企画したりと、活動がどんどん自走し始めている。事業内やオフィス改修時などで出る事務用品のアップサイクルをする、社内でサステナビリティに関するセミナーを実施するといった、研修が個人の消化にとどまらず行動につながっているのは、大きな成果です。

Q. この取り組みを踏まえ、今後の展望についてお聞かせください。

天野さん:このスクールを、今後も継続していきたいです。一方で、社内では「株主価値と社会価値の両輪をどう回していくのか」「サステナビリティをいかに事業と融合させ、収益性も確保していくのか」という問いが、ますます大きくなっています。

研修のスタート地点は、まずアンテナを立てて「自分ごと化」することでした。次のステップは、このスクールで得た学びや視点を、いかにして具体的な事業と結びつけていくか。会社の方向性を決めるマネジメント層ともっと対話を増やし、彼らが持つ事業課題と研修内容を接続させていく必要があると感じています。社員の意識変容から、事業変革へ。このスクールを、そのためのきっかけにしていきたいです。

CONTACT

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