世界中で1年間に廃棄される歯ブラシの量は36億本に上り、宿泊者が変わるたびに廃棄されるホテルのアメニティも地球環境に大きな負荷を与えている。そんな中、株式会社豊和は持ち帰って何度も使えるアメニティとして竹製の歯ブラシを提案する。サステナブルな製品は高いと言われるが、そもそもプラスチックの歯ブラシは「安すぎる」と顧客に啓蒙すると同時に、日本古来の素材であり国内で調達が可能な竹の品質を上げ、製品に使えるようにマーケットの拡大を狙う。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。