バルセロナで始まった「ケアリング・シティ」という取り組みでは、ケアワークの責任を社会化し、ケアサービスの品質を向上させることを目指している。中でも重要なのは「ケアカード」で、病気や依存症、障害のある人、高齢者などにケアを提供する人々が適切なサポートを受けることができる。例えばこのカードを持っていると専門家に健康管理を手伝ってもらったり、ストレス管理・タイムマネジメントのトレーニングも受けられるようになったりする。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。