オーストラリアのモナシュ大学の研究チームが、微量の水素を電気に変換する効率的な酵素「Huc」を発見した。この酵素は大気中の微量の水素を利用し、非常に効率的に発電できる特徴がある。また、Hucは安定性が高く、冷凍や加熱にも耐え、長期間保存できる。この酵素を生産できる細菌は一般的で増殖が容易であり、将来的には小型の「空気動力装置」の開発に応用される可能性がある。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。