銃弾の載った皿とフォーク、ナイフだけが用意された、”朝食の出ない”朝食会。ロンドンで「紛争カフェ」という名前で開催された。朝食メニューの野菜は軍に押収され、地雷が埋まった畑になった、という設定だ。フォークとナイフは紛争地域で押収された銃弾を加工して作られた。紛争と飢餓に深い関係があるという事実や情報をそのまま発信するのではなく、「銃弾だけがのった皿」や「銃弾からできたカトラリー」を通して、直観的に課題を感じられるようにしている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。